デフリンピック関連

東京2020オリパラの情報バリアフリー環境整備を緊急要望

2021年7月22日(木)、東京都知事、日本放送協会(NHK)、一般社団法人日本民間放送連盟(民放連)に、東京2020オリンピック・パラリンピックにおける、きこえない・きこえにくい視聴者等への情報バリアフリー環境整備について、要望書を提出しました。

2021年7月22日

東京都知事

小池百合子様

公益社団法人東京聴覚障害者総合支援機構

東京都聴覚障害者連盟

会長粟野達人

(公印省略)

オリンピック・パラリンピック

開閉会式における要望

 

 東京都はコロナウイルスの感染拡大が続く厳しい状況の中で東京2020オリンピック・パラリンピック開催準備を進め、幾多の困難を乗り越えてようやく明日開会式が開催されるまでに至ったその苦労と努力には心より敬意を表します。

 しかし、オリンピック開会式において手話通訳が配置されるものの、テレビ放送においては手話通訳が見られないということをいくつかのソースから伺いました。

 つきましては、東京2020オリンピック・パラリンピックで謳っている「多様性を尊重する共生社会」の理念を広く都民に理解していただくこと及び、「東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」で定められている「情報保障の推進」及び「言語としての手話の普及」の遂行のために、以下のことを要望いたします。

1.オリンピック・パラリンピックの開閉会式に配置される手話通訳を、すべてのテレビ局が放映の際に手話通訳を付与できるよう、配慮してください

 スポーツ祭東京2013から手話のできる都民育成事業としてオリパラに向けて手話通訳の育成準備を進めて参りましたので、オリンピック・パラリンピックの開閉会式には、必ず手話通訳を配置して頂けるものと思います。

 しかし、開閉会式が無観客開催となりほとんどの都民や国民はテレビ放送される画面を観ることになります。テレビ放送に手話通訳が付与されない場合は、聴覚障害者は手話通訳を通して開閉会式を観ることができません。

 きこえない、きこえにくい人たちがきこえる人と同じく、情報や感動を享受することができるよう、開閉会式で配置される手話通訳を各テレビ局も利用し、開閉会式の際にはワイプ通訳等の方法により映像と共に手話通訳を放映できるようご配慮をお願いします。

2.オリンピック・パラリンピックの開閉会式における国歌斉唱を手話で表現してください

 オリンピック・パラリンピック等を含むスポーツ行事や大会行事、式典等で、きこえる人たちが日本語で国歌を斉唱するのと同様に、きこえない・きこえにくい人が手話で国歌を斉唱できるような環境が必要です。

 スポーツ祭東京2013ではそれまで指文字による表現がほとんどだった国歌斉唱の通訳を手話による表現で行いました。

 また、一般財団法人全日本ろうあ連盟において昨年度、スポーツ庁受託の「スポーツに精通した手話通訳者の育成助成事業」で『国歌の手話言語訳(試行版)』を作成しています。

国歌をあらゆる人が共に斉唱できるよう、ぜひ、オリンピック・パラリンピックの開閉会式の国歌斉唱を手話でも表現してください。

以上

2021年7月22日

日本放送協会

会長前田晃伸様

公益社団法人東京聴覚障害者総合支援機構

東京都聴覚障害者連盟

会長粟野達人

(公印省略)

オリンピック・パラリンピック

開閉会式における要望

 

 オリンピック開会式において手話通訳が配置されるものの、テレビ放送においては手話通訳が見られないということをいくつかのソースから伺いました。

 つきましては、東京2020オリンピック・パラリンピックで謳っている「多様性を尊重する共生社会」の実現と「東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」で定められている「情報保障の推進」及び「言語としての手話の普及」の遂行のために、以下のことを要望いたします。

1.オリンピック・パラリンピックの開閉会式に配置される手話通訳を、すべてのテレビ局が放映の際に手話通訳を付与できるよう、配慮してください

 2018年の韓国・平昌オリンピック・パラリンピックではテレビ放送に手話通訳が付いておりました。

東京2020オリンピック・パラリンピックの開会式は無観客開催となりほとんどの都民や国民はテレビ放送される画面を観ることになります。テレビ放送に手話通訳が付与されない場合は、聴覚障害者は手話通訳を通して開閉会式を観ることができません。

 きこえない、きこえにくい人たちがきこえる人と同じく、情報や感動を享受することができるよう、東京2020オリンピック・パラリンピック開閉会式をテレビで放送されるときはワイプ通訳等の方法により映像と共に手話通訳を放映できるようご配慮をお願いします。

以上

2021年7月22日

一般社団法人日本民間放送連盟

会長大久保好男様

公益社団法人東京聴覚障害者総合支援機構

東京都聴覚障害者連盟

会長粟野達人

(公印省略)

オリンピック・パラリンピック

開閉会式における要望

 

 オリンピック開会式において手話通訳が配置されるものの、テレビ放送においては手話通訳が見られないということをいくつかのソースから伺いました。

つきましては、東京2020オリンピック・パラリンピックで謳っている「多様性を尊重する共生社会」の実現と「東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」で定められている「情報保障の推進」及び「言語としての手話の普及」の遂行のために、以下のことを要望いたします。

 

1.オリンピック・パラリンピックの開閉会式に配置される手話通訳を、すべてのテレビ局が放映の際に手話通訳を付与できるよう、配慮してください

 

 2018年の韓国・平昌オリンピック・パラリンピックではテレビ放送に手話通訳が付いておりました。

東京2020オリンピック・パラリンピックの開会式は無観客開催となりほとんどの都民や国民はテレビ放送される画面を観ることになります。テレビ放送に手話通訳が付与されない場合は、聴覚障害者は手話通訳を通して開閉会式を観ることができません。

 きこえない、きこえにくい人たちがきこえる人と同じく、情報や感動を享受することができるよう、東京2020オリンピック・パラリンピック開閉会式をテレビで放送されるときはワイプ通訳等の方法により映像と共に手話通訳を放映できるようご配慮をお願いします。

以上

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